Archive RECITAL le 4 fevrier 2007
Paris Studio Raspail
Invitaion to Neverland
プログラム内容
ショパン(1810〜1849)の歌曲
ポーリヌ・ヴィアルド編曲によるマズルカ
Dwojaki koniec 二人の死 la double fin Bohdan Zaleski
Pierscien 指輪 L’alliance Stefan
Witwickie
Posel つかい Les messagères Stefan Witwicki
Smutna rzeka 悲しみの川 Rivière triste Stefan
Witwicki
Nie ma czego trzeba なにもないIl n’y a pas ce
qu’il faut Bohdan Zaleski
Precz z moich oczu 消えうせよ Eloignez de mes yeux Adam Mickiewicz
Melodia メロディ Mélodie Zygmunt
Krasinski
Leci liscie z drzewa 枯葉は舞い落ちる Les
feuilles tombent Wincenty Pol
Wojak 戦士 Le
combattant Stefan Witwicki
Piosnka litewska リトニアのものがたり Chanson lituanienne Ludwik Osinski
Zyczenie 女の子の願い Désir d’une fille Stefan Witwicki
Gdzie lubi 彼女のすきなもの Ce qu’elle aime
Stefan Witwicki
Moja pieszczotka 僕のかわいい子 Ma caresse Adam Mickiewicz
ポーリヌ・ヴィアルド編曲によるマズルカ 詞 Louis Pomey
«Plainte d’amour» 愛の嘆きOp.6 No1
«La fete» まつり Op7.No3
プレリュード ホ短調
弾き語り
Je suis malade Send in the clowns...
Jazz&Chanson
当日の演奏順序はちがいます。
ごあいさつ
本日はスタジオラスパイユに足をお運びくださリ、ありがとうございます。今回のコンサートでは、生徒のおかげで発見したショパンの歌曲をポーランド語で、また、ショパンとジョルジュサンドに共通する友人、すぐれたメゾソプラノ歌手であり、すばらしいミュージシャンであり、才女だったというポーリーヌ・ヴイアルドーがショパンのマズルカに詞をのせて編曲した作品を歌います。
タイトル“Invitaion to Neverland“は、大好きなジョニー・デップ主演の映画「ネバーランド」よりいただきました。ピーター・パンの作者、James Barrieと、ピーターのモデルになった男の子の一家の物語です。ピーター君の母親は(おそらくショパンのように)肺を患っています。売れない作家バリーは、この一家との交際からひらめき、ついに戯曲ピーターパンで成功しました。
すでにピーターの母親の症状は進み、舞台を見に行けません。ある日、バリーは、彼女の家に舞台を持ち込みます。そうして、彼女は、妖精たちに囲まれ、彩りあざやかなネバーランドへ旅だって行くのです。
親しい人が亡くなれば涙を流す私たちも、すでにいないショパンの死を思って泣くことはないでしょう。(幸いなことに)きっと、彼もネバーランドにいるからです。2005年に開きました初リサイタルは、その直前に亡くなった高校での教え子の追悼コンサートになりました。時間がたち、流す涙は少しずつ減っていきます。彼女もきっとネバーランドにいることでしょう。だから、どこにでもいるのです。
感謝をこめて:ポーランド語発音指導 シジスモン、イオアナ