ミュージカル |
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音楽の雑多な話 |
♪ミュージカル♪1
日本にいたころは、幸い、劇団四季がありました。東宝ミュージカルもありました。
日本で見た作品は、
キャッツ、ジーザスクライストスーパースター、エヴィータ、コーラスライン、
屋根の上のバイオリン弾き、ドン・キホーテ、日曜はだめよ、ウエストサイドストーリー・・・他
(忘れていたら追加します)
テレビでは、四季のこどもミュージカルを見ました。(「ユタ」となんでしたっけ・・・)よく泣かされました。
生の舞台では、子供の頃「不思議の国のアリス」を見まして、そのとき、合唱が2声の対位法になっているのに、びっくりしたのです。
つまり、敵と見方で、同時に歌っているのに、歌詞もメロディーも違うのが、すごいと思ったのでした。
(この「アリス」が、どこの出かは、謎です。知りたいです。)その後、テレビでタカラヅカを見たのだと思います。ベルバラ最盛期でした。
大学のときにもミュージカル上演をしたいなあ(演出、出演含めて)と思っていて、作品を探しました。が、探すということが苦手な上に、下手な私。そう、楽器店へ行くくらいしか能がないのです。輸入楽譜を見るしかないのです。しかし、聞いたこともない作品をみつけるか、買えない値段の楽譜があるばかり。つくづく、ここは、東京ではないからなあ・・・と、思いました。
アメリカでコーラスラインを、イギリスへ行ったときに、スターライトエクスプレスを見ることができ、涙、涙、でした。
(英語分からんわりに)
好きが高じて、劇団四季の講習会へも行きました。実際に、舞台に立つ機会も巡ってきました。踊りは下手なんですが、頑張りました。
ミュージカル俳優って、素敵だと思うのです。3つ、できるのです。歌、踊り、そして演技。
私はこの三拍子そろったミュージカル俳優はすごい!と思っています。
オペラは、声楽を追求するもの。マイクなしの歌唱です。各ジャンルのダンサー(クラシックバレエなど)は、踊りを突き詰めたもの。もっとも、このどちらにも、演技の要素は必要です。そしてまた、演技は演技で、セリフを操る舞台俳優。
ミュージカル俳優はすごくない、と思うひともあるかもしれません。たとえば「歌」だけとると、オペラ歌手よりは「声量がない」し、クラシック専門の踊りってほどは「踊れない」かもしれない。でもね、これらの三要素がバランスよくあるのなら、私はそれが素晴らしいと思うのです。
私は、そうありたかったけれど、私の踊りのレベルではとっても無理。演技の勉強をする機会もありませんでした。だからというわけも少しあって、歌の勉強にせいを出しました。ということにしておきましょう。
かつての四季なら、前田美波里さん、が素敵でした。とっても迫力ありました、歌も上手で。あと、市村正親さんが好きでした。
当時は、保坂千寿さんがデビューされて間もない頃・・・・彼女も素敵。現在の四季は、今は、あちこちで同時公演があるので、踊り担当、歌担当、と専門職のみの人も増えたかもしれませんね。以前にも、たしか音大の先生など、専門の方は、すでにいらっしゃいました。
もちろんこの「三拍子」は、私の個人的な意見です。でも、そのために私はミュージカルを演ずる方になるのを断ったようなものですから(ことわった、ではなく、たった、と読みます)、ミュージカル俳優、というと、「歌って踊れて芝居が出来る」すごい人、と思わずにいられないんです。
古楽を勉強しに来たのですから、フランスへ来た頃にはもうすっかり忘れていました。
ところが、フランス発のミュージカルらしきものが出てきて、焼けぼっくいに火がついた・・・。